2025.08.27
【猛暑日が続く中での健康リスク】
【猛暑日が続く中での健康リスク】
猛暑日が10日以上続く異常気象は、熱中症や脱水、睡眠不足など健康に深刻な影響を及ぼします。特に注意したいのが就寝中の脱水で、寝ている間にも約500ml?1Lの水分が失われるため、寝る前と起床後の水分補給が欠かせません。
睡眠中の水分損失の主な要因
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呼気(呼吸)による水分の蒸発
→ 呼吸に含まれる水蒸気として失われます。特に口呼吸の人は損失量が増えます。 -
皮膚からの不感蒸泄(ふかんじょうせつ)
→ 汗とは違い、気づかないうちに皮膚から蒸発していく水分です。 -
発汗
→ 高温多湿な環境では特に多くなり、エアコンを使わずに寝た場合や寝具が蒸れる場合は500mlを超えることも。
深夜27℃など高温環境の場合
深夜でも27℃以上あり、湿度も高い状態でエアコンを使用せずに寝ると、発汗量が増えるため、1リットル近く、あるいはそれ以上の水分を失う可能性があります。特に布団やマットレスが熱をこもらせる環境では、汗の量が増える傾向があります。
対策とアドバイス
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就寝前と起床後にコップ1杯(約200ml)の水を飲む
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室温は25℃以下、湿度50~60%を目安にエアコンや除湿機を活用する
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吸湿・放熱性の高い寝具を使う
まとめ:
6時間睡眠での水分損失は500ml~1Lが一般的ですが、27℃以上の寝室ではそれ以上になる可能性があり、起床時には軽い脱水状態になっていることもあります。睡眠中も水分は失われ続けることを意識し、就寝前後の水分補給を習慣化することが重要です。
院長 戸井 真郷